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奥村 公貴医師らは、二重埋没法において世界最大規模となる1,000例を対象に連続法と2点法の長期安定性について研究し、論文「Comparison of Long-Term Stability Between Continuous and Two-Point Buried Suture Methods in Double Eyelid Surgery: A 4-Year Retrospective Cohort Study of 1000 Cases」(連続埋没法と2点埋没法における長期安定性の比較:1,000症例を対象とした4年間の後ろ向きコホート研究)を発表いたしました。同論文は2025年6月、国際医療ジャーナル「Aesthetic Plastic Surgery」に掲載されました。
| 論文タイトル | Comparison of Long-Term Stability Between Continuous and Two-Point Buried Suture Methods in Double Eyelid Surgery: A 4-Year Retrospective Cohort Study of 1000 Cases |
|---|---|
| 掲載誌 | Aesthetic Plastic Surgery |
| 掲載日 | 2025年6月26日 |
| 著者 | Okumura, Kohki MD; Tamura, Takahiko MD, PhD; Tamura, Taichi MD; Teranishi, Hiroo MD |
| URL | https://link.springer.com/article/10.1007/s00266-025-05024-2?utm_source=rct_congratemailt&utm_medium=email&utm_campaign=nonoa_20250626&utm_content=10.1007/s00266-025-05024-2 |
二重埋没法はダウンタイムが短く、低侵襲な美容外科手術として広く行われているが、使用される埋没法(連続法と2点法)における長期的な安定性の比較に関する報告は限られている。本研究では、連続埋没法と2点埋没法における長期的な安定性および再手術率を比較した。
2020年10月18日から11月28日の間に手術を受けた1,000名(各群500名)の患者を対象に、4年間の後ろ向きコホート研究を実施した。再手術の有無、再手術までの期間、および再手術理由を記録し、Kaplan–Meier法およびCox比例ハザードモデルによる統計解析を行った。
連続法における再手術率は13.4%、2点法は26.2%であり、連続法が有意に低かった(p < 0.001)。Cox回帰分析でも、2点法は再手術リスクを有意に上昇させた(ハザード比 = 2.12, p < 0.001)。再手術理由の大半(81.87%)は縫合糸の緩みであり、特に2点法で多く観察された(23.4% vs. 8.2%)。
連続埋没法は、2点埋没法と比較して長期的な安定性に優れ、再手術率も低かった。本研究の結果は、埋没法選択におけるエビデンスに基づいた意思決定を促進するものであり、術後満足度や医療資源の最適化にも寄与すると考えられる。
