お股の黒ずみを治したい!原因や治療法、予防法を紹介

2025/12/08 公開

2025/12/10 更新

デリケートゾーンの黒ずみは、摩擦や乾燥、ホルモンバランスの乱れによって生じます。日常の行動が知らぬ間に黒ずみを引き起こしている可能性があるため、原因を知ったうえで対処や治療を行うことが大切です。
このコラムでは、デリケートゾーンの黒ずみの原因や治療法、適切なケア方法などを紹介します。

デリケートゾーンの黒ずみはなぜ起こる?

デリケートゾーンが黒ずむのは、メラニン色素の沈着が原因です。肌が摩擦や紫外線などの刺激を受けると、メラニン色素と呼ばれる黒褐色の色素が体内で生成されます。刺激が減ると生成が抑制され、ターンオーバー(肌が生まれ変わるサイクル)によってメラニン色素は体外へ排出されます。しかし、ホルモンバランスの乱れや強い刺激によって排出と生成のバランスが乱れると、黒ずみができやすくなります。特にデリケートゾーン付近の皮膚は敏感なため、刺激を受けやすいとされています。

デリケートゾーンの黒ずみの原因

デリケートゾーンの黒ずみの原因には、以下の5つが関係しています。

  • 摩擦
  • 乾燥
  • ホルモンバランスの乱れ
  • 蒸れやかぶれ
  • 炎症

摩擦

窮屈な衣服やナプキン、カミソリなどの摩擦は、デリケートゾーンの黒ずみの原因になります。また、トイレの際にペーパーで力を入れてこする方も黒ずみができやすくなるため注意が必要です。さらに、加齢に伴い皮膚の弾力が失われると、小陰唇(Iラインにあるひだ)がたるんで下着とこすれやすくなり、黒ずむケースもあります。

乾燥

過度な洗浄や加齢は、肌の乾燥を引き起こしてデリケートゾーンの黒ずみを発生させる可能性があります。黒ずみを落とすために洗浄を繰り返していると、乾燥によって悪化する恐れがあります。また、加齢に伴い肌の水分量が減少すると、乾燥によりバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱い状態になるため、黒ずみ予防には乾燥対策が重要です。

ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスが乱れると、デリケートゾーンの黒ずみが生じやすくなります。特に生理中や妊娠中はホルモンバランスが乱れやすく、メラニン色素を生成するメラノサイトの働きが活発になるため、黒ずみを誘発します。生理や妊娠が終わると元に戻る可能性もありますが、場合によっては色素沈着として残ることもあります。また、ターンオーバーの乱れによってメラニン色素が排出されにくくなることも、原因の一つです。

蒸れやかぶれ

デリケートゾーンの蒸れやかぶれは刺激となり、黒ずみの原因になることがあります。通気性のわるい下着は、蒸れやかぶれを引き起こしやすいため注意が必要です。また、おりものシートやナプキンを長時間着用したり、素材が肌に合わなかったりする場合もかぶれやすくなります。

炎症

アトピー性皮膚炎などの皮膚トラブルや、自己処理による皮膚の炎症がデリケートゾーンの黒ずみにつながるケースもあります。カミソリや毛抜きを使用した自己処理は炎症を起こしやすいため、注意が必要です。また、保湿を怠って肌が乾燥するとバリア機能が低下し、炎症を引き起こしやすくなります。

デリケートゾーンの黒ずみを改善する治療

TCB東京中央美容外科では、デリケートゾーンの黒ずみを改善に導く3つの治療を取り扱っております。

  • 小陰唇縮小術
  • 大陰唇たるみ除去手術
  • ピンクインティメイト

小陰唇縮小術

小陰唇縮小術は、肥大した小陰唇の余分な皮膚を切除して見た目や大きさを整える手術です。左右差や形を改善し、黒ずみが気になる部分を切除できるケースもあります。また、小陰唇が擦れることで生じる痛みや違和感などの精神的ストレスの軽減も目指せます。
さらに、小陰唇と大陰唇(小陰唇の外側のふくらみ)の間にある副皮を同時に除去することで、臭いやかゆみなどのトラブルの予防に役立つ場合があります。小陰唇縮小術を受ける場合は、副皮除去との併用がおすすめです。

小陰唇縮小術の詳細はこちら

大陰唇たるみ除去手術

大陰唇たるみ除去手術は、大陰唇の余分な皮膚を切除し、たるみを改善へ導く手術です。大陰唇がたるむ原因には、加齢による皮膚の老化や急激な体重変化、妊娠・出産などがあげられます。大陰唇たるみ除去手術では、黒ずみが気になる箇所を切除しつつ、左右差や形を整える効果も期待できます。

大陰唇たるみ除去手術の詳細はこちら

ピンクインティメイト

ピンクインティメイトは、肌の黒ずみを改善に導く医療用ピーリング剤です。デリケートゾーンをはじめ、ワキや乳首、ひざなどのあらゆる黒ずみに使用できます。敏感肌にも配慮して開発されているため、痛みやダウンタイムを抑えたケアが可能です。1週間に1回のペースで、3~5回程度継続して使用すると、より効果を実感しやすくなります。効果を維持したい場合は、月に1回程度のメンテナンスが推奨されます。

ピンクインティメイトの詳細はこちら

デリケートゾーンの黒ずみに対するケア方法

デリケートゾーンの黒ずみが気になる場合は、以下の方法でケアを行いましょう。

保湿をする

肌を保湿することで、乾燥や摩擦のダメージから守る工夫が必要です。黒ずみやすいデリケートゾーンは敏感で刺激に弱いため、保湿ケアをしっかり行ってください。必要に応じて、専用の保湿クリームなどを使用しましょう。シンプルで添加物が少ない、弱酸性のものがおすすめです。

専用のソープを使用して優しく洗う

デリケートゾーンはゴシゴシこすらず、優しく洗いましょう。タオルやスポンジは使わず、指の腹でやさしく洗うようにしてください。熱いお湯を使用したり、頻繁に洗浄したりすると乾燥を引き起こすため注意が必要です。また、洗浄力の強い石鹸やボディソープは肌への刺激となるため、デリケートゾーン専用のソープを使用するのがよいでしょう。入浴後も、タオルで強く擦ることは避けてください。

デリケートゾーンの黒ずみを予防するために

デリケートゾーンの黒ずみを予防したい方には、以下の工夫がおすすめです。

  • 医療脱毛を受ける
  • 通気性のよい衣類を選択する
  • おりものシートやナプキン、ペーパーによる刺激を抑える

医療脱毛を受ける

カミソリで自己処理を繰り返すと、デリケートゾーンの黒ずみが発生しやすくなるため、医療脱毛が推奨されます。医療脱毛は、レーザーで発毛組織を破壊し、長期的な脱毛効果を目指す施術です。摩擦や炎症による黒ずみ対策のほか、蒸れやかぶれによるかゆみや臭いの予防にも適しています。TCBでは、Vライン・Iライン・Oラインの3部位がセットになったVIO脱毛プランや、各部位のみを選択できるプランのご相談を承っております。

通気性のよい衣類を選択する

ボトムスは、通気性がよく肌への刺激を抑えられる素材を選択しましょう。ショーツは、吸湿性と通気性に優れたコットンやシルクなどの素材がおすすめです。また、締め付けが強いと、摩擦による黒ずみが発生しやすくなるため、ゆとりのあるサイズを選ぶことが推奨されます。

おりものシートやナプキン、ペーパーによる刺激を抑える

おりものシートやナプキンはこまめに交換し、蒸れを防止することが大切です。それでも蒸れが気になる場合は、おりものシートやナプキンの素材を見直してみるとよいでしょう。また、トイレの後はペーパーでこすらず、やさしく押さえながら拭いてください。

まとめ

デリケートゾーンの黒ずみは、一度生じると自然に改善することはほとんどありません。しかし、刺激を抑える工夫によってある程度の対策が可能です。そのため、普段から肌をいたわるケアをすることが大切です。
TCBでは、デリケートゾーンの黒ずみを改善に導く3種類の治療を取り扱っております。お悩みの方は、一度お気軽にご相談ください。

このQAを監修したドクター

圓田 倫永

千葉駅前院 院長

圓田 倫永

女医ならではの視点で美を追求。
患者様のお悩みを受け止め一人ひとりに合ったプランを提案するように心がけています。
その場限りではなく長く付き合える美容医療を理想としています。

経歴
滋賀医科大学医学部 卒業
大船中央病院
杏林大学医学部附属病院 形成外科
東京中央美容外科 千葉駅前院 院長
備考
ボトックスビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® 認定医
ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医
日本美容外科学会(JSAS) 正会員
日本形成外科学会 正会員
日本美容医療学会(JAPSA) 会員

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