受付時間外のため、現在電話での予約はできません。
- 電話予約受付時間
- 9:00~23:00
- 診療時間
- 10:00~19:00(不定休)
- ※一部クリニックは異なります。
お手数おかけしますが、LINEもしくはWEBからのご予約をお願いいたします。
2025/12/08 公開
2025/12/11 更新
小陰唇のかゆみは、摩擦や蒸れ、かぶれ、感染症などが原因で生じます。予防のためには、肌への刺激を抑えたセルフケアが必要です。
このコラムでは、小陰唇のかゆみの原因や対処法について紹介します。デリケートゾーンのかゆみにお悩みの方は参考にしてください。
小陰唇のかゆみの原因は、主に以下の5つが考えられます。
小陰唇に下着やナプキンなどが擦れると、かゆみを感じる場合があります。特に、小陰唇が肥大化していると、大陰唇からはみ出して摩擦によるかゆみを感じやすいです。また、デリケートゾーンの蒸れやかぶれは、雑菌が繁殖して小陰唇のかゆみを生じさせる可能性があります。通気性の悪い下着やナプキン、タンポンの長時間の着用は、蒸れやかぶれを引き起こしやすいため注意が必要です。
膣炎や性感染症などに罹患すると、小陰唇にかゆみを伴うケースがあります。感染症による症状には、かゆみの他におりものの異常や臭いの変化などがあげられます。いつもと違う症状に気づいた場合は早めに医療機関を受診してください。
下着の素材やボディソープの成分が肌に合わないと、小陰唇のかゆみを感じる場合があります。アレルギーを引き起こすとかゆくなる場合もあれば、敏感肌で素材や成分に反応するケースもあります。下着やボディソープを変えてからかゆみを感じ始めた場合は、素材や成分が原因であるケースがほとんどです。
更年期障害では、ホルモンバランスの乱れによっておりものや膣の分泌物が減少し、肌が乾燥します。その結果、バリア機能が低下して刺激に弱い状態になるため、かゆみを感じやすくなります。また、生理前後や妊娠中もホルモンバランスが乱れるため、小陰唇がかゆくなるケースは少なくありません。
恥垢(デリケートゾーンに溜まる垢)が除去できないと、かゆみの原因になる可能性があります。毎日入浴している場合は気にならないこともありますが、小陰唇が肥大していると、ひだに恥垢が溜まり、落としきれないケースも少なくありません。ただし、デリケートゾーンの洗いすぎは小陰唇のかゆみを悪化させる可能性があるため、刺激を与えずにきれいに洗う工夫が必要です。
小陰唇にかゆみがある場合、以下の疾患である可能性が懸念されます。
小陰唇のかゆみを生じる原因疾患には性感染症が多いですが、膣カンジダ症やトリコモナス症などは、性行為をしていなくても感染する可能性があります。身に覚えがない場合でも、小陰唇のかゆみがある場合は注意が必要です。放置すると、知らぬ間に感染を拡大させる恐れがあるため、小陰唇のかゆみは放置せず必ず医療機関を受診してください。
小陰唇のかゆみの原因が摩擦や恥垢の場合、小陰唇縮小術で改善できる可能性があります。小陰唇縮小術は、肥大化した小陰唇の余分な皮膚を切除して、形を整える手術です。小陰唇が大きいと、かゆみや黒ずみにつながる恐れがあるため、切除して小さくすることでトラブルの回避を目指せます。
また、小陰唇と大陰唇の間には、副皮と呼ばれる部位が存在します。副皮に恥垢が溜まるとかゆみや臭いなどの原因になるケースがあるため、小陰唇の縮小と合わせた除去手術がおすすめです。
小陰唇のかゆみに有効なセルフケアには、以下の方法があります。
デリケートゾーンは、ぬるま湯を使用して専用のソープで優しく洗ってください。タオルやスポンジを使用してゴシゴシ擦るのは避けましょう。恥垢を落とそうとして長時間洗ったり、頻繁に洗ったりすると、肌が乾燥して症状が悪化する恐れがあります。ただし、すすぎ残しはかゆみの原因になるため、注意が必要です。
かゆみが気になる場合は、必要に応じてかゆみ止めや保湿アイテムを使用してください。かゆみの原因によって適切な薬が異なるため、医療機関を受診したうえで適切な薬を処方してもらうのがよいでしょう。また、デリケートゾーンの保湿には、専用のローションやクリームを選択してください。入浴後は特に乾燥しやすいため、水分を拭き取ったらすぐに保湿するのがおすすめです。
ショーツの素材が原因でかゆみを感じる場合は、自分の肌に合った素材に変更しましょう。コットン素材は通気性と吸水性に優れており、肌への刺激を軽減するためおすすめです。また、締め付けの強い下着やパンツを着用する機会が多い方は、ゆったりとした衣類に変更することでかゆみが軽減できる可能性があります。
小陰唇のかゆみは、人によって受診が推奨される医療機関が異なります。
以下の場合は、婦人科を受診しましょう。
強いかゆみや、かゆみ以外の症状がある場合は、感染症の恐れがあります。その場合、放置すると症状が悪化したり、その他の合併症を引き起こしたりするリスクも考えられるため、婦人科での治療が必要です。
以下の場合は、美容外科を受診しましょう。
美容外科では、かゆみの軽減と見た目の両方に配慮した治療を受けられます。黒ずみやたるみなどの悩みとかゆみを同時に改善したい場合におすすめです。ただし、先に婦人科や皮膚科を受診してかゆみの原因を特定してからの治療が推奨されます。
小陰唇のかゆみは、摩擦や感染症など、さまざまな原因によって引き起こされます。下着に擦れることによるかゆみには、小陰唇縮小術がおすすめです。
TCB東京中央美容外科では、副皮除去と併せた小陰唇縮小術も行っております。かゆみや臭い、黒ずみ、たるみを改善したい方はぜひ一度ご相談ください。

女医ならではの視点で美を追求。
患者様のお悩みを受け止め一人ひとりに合ったプランを提案するように心がけています。
その場限りではなく長く付き合える美容医療を理想としています。
